知恵袋コラム

企業研修の知恵袋

講師に求められる資質(2)

さて、講師の資質シリーズの第3弾です。


このシリーズですが、「スキル」の話はないの?と尋ねられることがあります。

はい、スキルのお話もしていきたいと思っています。

プレゼンテーション
ファシリテーション
などなど・・・

でも、そういったスキルは、受講対象や研修目的さらには、講義時間やテーマによっても、重要度、優先順位は変わってくると思うのです。

そこで、このシリーズでは、全てにおいてベースとなる、あるいは必須となる「資質面」に絞ってお伝えしております。


さて、今回の主題は・・・


『言いにくいことでも、相手のために言えるか?!』

というお話です。


講師という仕事は、基本的には、「依頼されて、話す、登壇する」役割・機能です。
(一部、自主セミナーは違いますが)

そこには依頼主に、”意図””目的”があるわけです。

例えば、依頼主自身の課題や悩みの解決だったり、依頼主が、ある対象層にスキルを身に付けさせたいといった、意図・目的があるわけですね。

そして、依頼主は、その意図や目的を達成できる方、そこに合った講師を選んでいるはずです。
そして、その講師に「意図や目的に沿った」命題やテーマ、方向性などのオーダーをするわけです。

講師側では、基本的にそのオーダーに従って、細かい仕様書を作って、セミナーや研修を組み立てていく事と思います。


しかし!です。

いつでも、どんな時でも、さらに言えば、違和感を感じても、いつもオーダーに従っているだけの講師はホンモノではないと、私は考えるのです。

お伝えした事は、講師という仕事はいつでも、相手の言うまま、言われた通り、どんな場面でも、相手の言うことに、同意するだけではないと思うのです。


時には、依頼主に対して
「その目的には、このテーマはふさわしくないのでは?」と、逆提案してみたり
「今回の趣旨であれば、私は講師として相応しくありません」と、仕事を降りることも講師という職業にはあっていいのではないかと思います。


なぜか?
相手の視点を考えてみるとお分かりになると思います。

講師、コンサルタントをわざわざ雇う理由は
・第3者視点 客観視 
・他の会社・業界との比較やギャップを測れる視座
・自社員より、同じコトを言っても説得力がある
・雑然とした知見・情報・スキルを、整理してもらうことができる
という点に意味・価値があります。
(企業研修の場合、社内講師ではなく外部講師を使う理由からも考えられます)


それであるならば
依頼主の、『真の目的』へと導いてあげること
講師に求められている最善の仕事であるはずです。
依頼主の方向性が間違っていたり、取る手段がベターでないならば、他の方向性・手段を講師が提案して欲しいと思うのです。



誰だって目の前の仕事は有難いです。
喉から手が出るほど、その仕事が欲しいこともあるでしょう。

しかし、
研修やセミナーという手段が間違っているならば、自身がその目的達成へふさわしくないのであれば、そこへ示唆やアドバイスをお伝えする事こそが最大の、講師の価値なのではないか、と思うのです。
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