越境学習をそのまま導入しても「かえって逆効果になる」ことがあります
現代のビジネス環境はVUCA(不確実性、不安定性、複雑性、曖昧性)の時代であり、社員にはキャリアの自律性が求められています。
キャリア自律への取組を行う中で、キャリア研修や越境学習を取り入れ、社員の自発的な学びやキャリア形成を支援している企業も多いと思います。
その取組にあたり、いくつかの課題やお悩みの声を頂くことが増えてきました。
・キャリア研修を行っても、視野が広がっていないためか、選択肢を広げる機会にならない
・越境学習を行っても、社員が「学びたいもの」ではないためか、動機づけされない
・学びが十分に深まらず、「良い経験だった」で終わってしまう
結果的に「学びが反映されずに、自律性やキャリア形成に繋がらなかった」などのご意見がありました。
越境学習を行う前に
弊社では、このような課題に対して、
「視野を広げる」普段の仕事とは違う職業、業界を体験する
「視座を上げる」経営者や職人など、違う立場を体験する
「思い込みを外す」自分の想像でしか捉えて居なかったことを、身体五感を通じて体験する
ことが欠かせないと考えています。
越境学習をする、意味や目的、その後のゴールを自分で把握しておくことです。
そこで、弊社では、そのような機会として
「やりたい仕事や将来像を発見させるために異業種の職業体験させる」機会を提供しています。
「え、こんな仕事あるんだ」「こういった思いで仕事しているんだ」という気づき・発見
そこから、「こんな仕事してみたいな」「こういった職種に就きたい」「こういった思いで仕事をしたい」という気持ちを、越境学習の前に呼び起こすことが重要ではないか?と考えています。
今回のセミナーでは、越境学習のサポートをしている仕事旅行社とのコラボセミナーを企画し、越境学習の成功ポイントをお伝えする機会を作りました。
仕事旅行社は、「多様な学習を通じて仕事の軸を明確にし、仕事の幅を広げる」を目的として、越境学習を中心とした学びの場を提供しています。
具体的には、120種類の職種から3つの仕事を選び、体験するプログラムを提供しています。また、体験前後には目的や成果を整理するサポートも行っています。
本セミナーでは、仕事旅行社の代表である田中社長をゲストに迎え、越境学習の職種や事例、効果、メリットについての詳細をお伝えします。また、パネルディスカッションにより、導入のイメージや参加者の声を掘り下げながら、ご参加の皆様のご質問にお答えします。