マイクロソフトが行った最近の調査によれば、非効率的な会議が生産性を阻害する大きな要因であり、従業員の68%が勤務時間中に集中できる時間を十分に確保できていないと回答しています。さらにある調査によると、会議の3分の1が不要である可能性が高いとし、この問題は生産性とエンゲージメントに悪影響を及ぼしているともいわれています。
つまり、会議やミーティングの進行力、すなわち「会議ファシリテーション力」は、単に議論をまとめるだけではなく、チーム全体の生産性やその後の成果、そして組織のエンゲージメントにも大きな影響を与えるのです。
しかし、若手や中堅社員の中には、会議の進行役に自信が持てず、つい受け身になってしまい、上司に任せきりになっているケースも多いのではないでしょうか。
もし、上手な会議進行や会議ファシリテーションのスキルを身に付けたら、現場のお悩みや課題に対して下記のよう効果をもたらします。
会議ファシリテーションスキルが不足していると…
・会議時間が長引き、生産性が低下:結論が出ず、時間ばかりがかかる。
・議論の脱線、意思決定の遅れ:焦点が定まらず、議題に関する結論が先延ばしになる。
・情報共有や意思疎通の不備:議論が整理されないことで、コミュニケーションロスや誤解が生じ、次のアクションでトラブル発生の原因につながる。
一方、会議ファシリテーションスキルを習得すると…
・業務効率化と生産性の向上:会議が短時間で効果的に進行し、意思決定やアクションプランが明確になる。
・主体性とリーダーシップの育成:進行役を任されることで、責任感や協働意識が生まれ、リーダーシップを発揮できる。
・チーム全体のコミュニケーションが活性化:多様な意見を引き出し、建設的な議論が生まれることで、チーム全体の連携が強化される。
今回は、ファシリテーションスキルを高め、組織全体の生産性向上やコミュニケーション活性に一役を買う「会議ファシリテーション研修」をご紹介します。
このセミナーのポイント
(1)会議で起こりがちなムリ、ムダ、ムラの事例から学ぶ
企業の人事部出身の講師ゆえに、現場ではどんな会議が起こりがちか、どういう悩みを抱えているかを熟知しています。だからこそ、受講者が共感する失敗やあるあるなど具体例でお伝えすることで自分ゴト化しやすくなります。
(2)実際に会議のロープレを実践して学習
ファシリテーションの基本スキル4つのインプットを踏まえて、実際にロールプレイング形式で模擬会議を実施します。実際にスキルを使うことで活用のイメージが湧き、単なる知識ではない実践的なスキルを身につけます。
(3)社内会議だけでなく、お客様とのオンライン会議などにも応用が効く
ファシリテーションスキルは、お客様との商談や打合せの際にも役に立ちます。論点の整理や合意形成のスキルといったスムーズな進行管理はお客様の印象を左右し、信頼関係を深め、要望を正確に引き出すための重要な要素になります。