2024年下期(7~12月)
人気の研修【階層別研修】

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2024年下期における、階層別研修のTOP5です。

下期は、例年通り「管理職」「MGR」「リーダー」クラスの研修のご依頼が増える時期です。
特に今年は、役員向けや事業部長、部長向けなど、上級管理職向けのご依頼が多かったのが印象的です。
コーポレートガバナンスの徹底、大手企業の不祥事の影響などを感じました。

また人的資本経営の推進、離職率低下などから、管理職・MGR向けの研修ニーズは変わらず増加しています。その中身も、部下育成だけでなく、そもそものマネジメント全般などの基礎的な内容からメンタルヘルス、ダイバーシティを含めるなど多様化してる傾向もありました。

管理職、MGR研修

2024年上期 階層別研修の一位は、管理職・MGR向け研修でした。

新任の管理職向け、あるいは着任して数ヶ月経った頃のフォローの位置づけで
マネジメントの全体像から、部下育成、目標設定と動機づけ、チームビルディング
などこの階層に必要なスキル付与、マインドチェンジを行うものが多くありました。

今年の特徴としては、研修自体は短時間化しながらも、研修前の動機づけ
研修後の定着などをしっかり行いたい、というご要望が多いこともありました。

●参考プログラム1

●参考プログラム2

リーダー(係長・主任)クラス研修

第二位は、若手リーダー層(係長・主任クラス)向けの研修でした。

この階層は、まだ組織やチームを本格的に率いる役割にはなっていないものの
今までの一般職から一歩進んだ「立場・役割」を期待されている層です。

マネジメントの基礎的な部分の習得や、後輩指導/育成、自身のレベルアップ
など、次の管理職層への一歩手前として行う研修です。

●参考プログラム1

●参考プログラム2

役員・事業部長クラス向け研修

第3位は、新任役員・執行役員・事業部長クラス向けの研修でした。
今年はこの階層の研修のご依頼・ご相談が急増したのが特筆すべき点でした。

コーポレートガバナンスコードや人的資本経営、さらには様々な企業がガバナンス問題や機能不全に陥って問題視される事が増えたからでしょうか。また、今まではこの階層への研修がなかったので、新設した、というようなこともありました。

当社では、以下の3つのケースで実施させていただきました。
・経済派の弁護士講師にこの企業統治に関するテーマを実施する
・事業会社で事業部長や役員を経験された講師にマネジメントテーマで実施するケース
・元報道関係者にメディア対応や記者会見対応に特化したテーマで実施
このように、しっかり課題や狙いを決めて実施する研修でした。

●参考プログラム1

●参考プログラム2

OJTメンター研修(2~5年目)

第4位は、2~5年目向けののOJTメンターの研修でした。

新人社員に寄り添い「手本」「模範」となって指導育成していくためのOJTリーダー、メンター
などの対象者向けの研修です。
チームなどのメンバー指導法やフォロー、育成方法、オンボーディングの実践などを習得していくものです。

背景には、新人の離職率を低下させたい、という高いニーズがあります。
同時に、メンター側の育成にもつながるという思いも感じる研修です。

弊社では、OJTマニュアルやオンボーディングのルール作りなど
研修にとどまらない付帯サービスを含めてご提供するケースもありました。

若手(Z世代)向け コミュニケーション研修

第5位は、若手(Z世代)向けのコミュニケーション(発信力)研修でした。

階層別研修として、ついにこのテーマが上位に来る時代となった、と感じます。
上司(管理職)や先輩のコミュニケーションやダイバーシティ、育成力を磨くだけでなく
一報で、部下、メンバーとなるZ世代の若手・新人に対しても
コミュニケーションの意味や価値、その具体的方法を教える必要性・重要性が高まった
と理解しています。

この研修を受講したZ世代の方からは、新しい発見や意味の理解、具体的な対応方法の理解
といった、一見我々からは当たり前に見えることへの共感や理解が高まった、
という声が出てきています。

2024年下期 階層別研修でのご依頼が多かったテーマTOP5でした。

やはり、今の世相や世代の特徴、会社が抱える課題(悩み)に応じたテーマだったように感じます。
特に、役員向けの研修のご依頼が増えたのが特徴でした。

そもそも、研修のご依頼自体が業界全体で増えている印象があります。
コロナ禍を超え、人的資本経営や定着率向上などの攻めの姿勢で、Trainingを実施するケースと
離職率の低下、現場からの人材育成課題の解決などの守りの状態でTrainingを実施するケース
両面あったように感じたのが、2024年下期でした。