
2025年上期(1~6月)
人気の研修【階層別研修】
- 階層別研修
- 総合(人気の研修)
2025年上期における、階層別研修のTOP5です。
上期は、例年通り若手向けの階層別研修が増える時期ですが、管理職や役員など上の階層向けのご依頼、ご相談も今年は増えた点が特徴的でした。コーポレートガバナンスの徹底、コンプライアンス問題の影響などを感じました。
また人的資本経営の推進、離職率低下などから、管理職やリーダークラスと、若手・新人の間のギャップを埋めるための施策が増加しています。その中身も、部下育成だけでなく、そもそものマネジメントのあり方などの基礎的な内容からメンタルヘルス、ダイバーシティ&インクルージョン的な意味合いも含めるなど、より今の世相や環境に配慮するものになっている点が顕著です。
OJTリーダー研修

2025年上期 階層別研修の一位は、2~5年目向けののOJTリーダー・メンターの研修でした。
新人社員に寄り添い「手本」「模範」となって指導育成していくためのOJTリーダー、メンター
などの対象者向けの研修です。
チームなどのメンバー指導法やフォロー、育成方法、オンボーディングの実践などを習得していくものです。
背景には、新人の離職率を低下させたい、という高いニーズがあります。
同時に、メンター側の育成にもつながるという思いも感じる研修です。
弊社では、OJTマニュアルやオンボーディングのルール作りなど
研修にとどまらない付帯サービスを含めてご提供するケースもありました。
取締役・執行役員研修

第4位は、新任役員・執行役員・事業部長クラス向けの研修でした。
今年はこの階層の研修のご依頼・ご相談が急増したのが特筆すべき点でした。
コーポレートガバナンスコードや人的資本経営、さらには様々な企業がガバナンス問題や機能不全に陥って問題視される事が増えたからでしょうか。また、今まではこの階層への研修がなかったので、新設した、というようなこともありました。
当社では、以下の3つのケースで実施させていただきました。
・経済派の弁護士講師にこの企業統治に関するテーマを実施する
・事業会社で事業部長や役員を経験された講師にマネジメントテーマで実施するケース
・元報道関係者にメディア対応や記者会見対応に特化したテーマで実施
このように、しっかり課題や狙いを決めて実施する研修でした。
若手(Z世代)向け コミュニケーション研修

第5位は、若手(Z世代)向けのコミュニケーション(発信力)研修でした。
階層別研修として、ついにこのテーマが上位に来る時代となった、と感じます。
上司(管理職)や先輩のコミュニケーションやダイバーシティ、育成力を磨くだけでなく
一報で、部下、メンバーとなるZ世代の若手・新人に対しても
コミュニケーションの意味や価値、その具体的方法を教える必要性・重要性が高まった
と理解しています。
この研修を受講したZ世代の方からは、新しい発見や意味の理解、具体的な対応方法の理解
といった、一見我々からは当たり前に見えることへの共感や理解が高まった、
という声が出てきています。
2025年上期 階層別研修でのご依頼が多かったテーマTOP5でした。
そもそも、研修のご依頼自体が業界全体で増えている印象があります。人手不足がいよいよ経営課題の上位に上がってきて、離職率やエンゲージメント向上の対策に本腰を入れだしているような勢いを感じます。
とはいえ、人的資本経営や定着率向上など「攻め」の姿勢で、Trainingを実施するケースと離職率の低下、現場からのスキル不足二対応するためという「守り」の状態でTrainingを実施するケースは、昨年から2極化しているような印象があります。
弊社も、階層別研修で、企業の実態に沿ったプログラムをご提供していく所存です