業務改善力強化プログラム
周囲を巻き込みカイゼン活動をスピーディーに展開する
- 対象者
入社5年目~10年目程度の中堅・中核社員
Before
【対象者】
・プレイヤーから脱却し、プレイングマネジャーとしてチームをリードすることを期待されている中堅社員
【課題】
・自分のタスクは地道にこなすも、チーム視点で問題を捉える習慣が醸成されていない
・客観的かつ論理的に問題や原因を分析することに慣れていない
・インシデントが発生した際に、対処に追われ根本解決に至らないために繰り返す
・自分で問題を抱え込んでしまい、周囲からの手助けを得られず身動きがとれない
After
- 上位方針を理解したうえで、チームとして解決すべき優先度の高い課題を設定できる
- 自責で問題を捉える着眼点を持つことができる
- 本質的な原因を追求する「問いの立て方」を習得できる
- 目先の対処ではない、本質的な解決に向けた解決アクションを周囲を巻き込みながらスピーディーに展開する手法を習得できる
- 問題解決の基本フローを習得することで、目先の対処で問題が繰り返されることなく、本質的な業務改善につなげることができる
特徴
問題発見力の強化
事前課題にて上司にチーム方針・目標など上位方針を確認したうえで、扱うべき問題の候補をピックアップする。自分の担当業務という狭い視点で問題を捉えるのではなく、チーム・組織の視点でとらえる視座の高さを醸成する。
原因分析力の強化
目先の対処的な解決策に走るのではなく、本質的な原因を探るために論理的に掘り下げる思考力を磨く。ロジックツリーが苦手な方でも、「Why?」に代わる問いを活用することで、短絡的な思考に留まるのではなく多角的に原因を捉える手法を習得する。
提言・推進力の強化
中核人財として自分ひとりで改善活動を進めるのではなく、周囲にわかりやすく問題提起、解決策の協力依頼を提言するためのフレームを習得する。また改善活動をスピーディーに展開するために、OODAループとPPAP(Purpose:目的/Prototype:仮説/Act:初動/Prototype:検証 or Plan:計画)を活用した推進手法を学ぶ。
カリキュラム例
研修時間、日数等:
8時間×2日
DAY1:カリキュラム1~3
DAY2:カリキュラム4~6
1.オリエンテーション
2.中堅・中核人材に求められること
(1) 演習:正解のない目標に向かう議論(コンペに勝利するには)
(2) 的確にビジネスが進まない理由
(3) 中堅・中核人財に求められる視座
(4) 日常業務の進め方を振り返る
3.ロジカルシンキングを活用した問題解決思考Ⅰ
(1) 多角的に組織の問題を捉える(※GRIP/QCDSなど問題発見のフレームはカスタマイズ)
(2) 目的・目標を設定する
(3) カイゼンに向け論点を整理する ~MECEの切り口活用
4.ロジカルシンキングを活用した問題解決思考Ⅱ
(1) 本質的な原因を問いで掘り下げる ~Whyに変わる問い
(2) 解決アイディアの発散法 ~Howだけに留まらない問い
5.スピーディーにカイゼン活動を展開する
(1) 改善活動推進のためのOODA&PPAP
(2) 活動を推進するためのリーダーシップ
6.まとめ
●研修を効果的に進めるために、事前課題にてチーム課題の検討を実施。(上位方針の確認、重点指標の設定、課題抽出) ●学びの定着のための事後課題の実施有無はカスタマイズ。