1on1研修 ~部下との対話力の向上~
互いの信頼関係を高め、部下の自律を促す、1on1ミーティングの実践法
- 対象者
・部下を持つマネージャー・リーダー
・1on1を実践中あるいは導入検討中の担当者や実践者
Before
1on1が浸透していない、機能していない
- 1on1ミーティングを制度化しているが、1on1の定義があいまいで浸透もしていない
- 1on1ミーティングの必要性を感じ、導入を検討している
- 1on1ミーティングを実践中だが、理想通りに機能しておらず問題や不具合も多い
- 上司と部下の対話や交流を深める機会が減って意思疎通が希薄になった
- 部下指導や部下との寄り添い方がわからない、うまくいっていない
- 初めて部下を持つ上司への、研修法・教育法・指導法を定めたい、見直したい
After
1on1への理解が進み、実践されている
- 1on1ミーティングの定義、組織への位置づけ方が明確になり、制度化へ活かせる
- 失敗しない1on1ミーティングの導入、運用ができる
- 1on1ミーティングが機能していない理由、問題や不具合の要因をが明できる
- 上司と部下の心理的距離感が縮まる
- 部下指導の基本が身につき、日常的な上司の姿勢や態度が良くなる
- 新任管理職層を対象とした社内研修の立案に活かせる
特徴
1on1ミーティングの意味を知る
1on1ミーティングは多くの企業や組織が導入し始めています。しかし、うまく機能しておらず、1on1ミーティングによって意図しない不具合、例えば上司と部下のトラブル、退職へのきっかけとなってしまうことさえあります。本研修では、目標面談と1on1ミーティングの違いや使い分けを明確に示し、円滑に業務が進み、上司と部下の信頼関係を高められるコツをお伝えします。働き甲斐のある職場づくりにもつながる研修です。
研修時間の70%がワーク
研修時間の70%は個人ワーク・グループワーク・グループディスカッション、更には講師・参加者間の対話・意見交流です。体験を通じ理論を学び、互いの意見や気づきを共有することで理解を深めていく研修スタイルです。このこと自体が1on1ミーティングの本質を理解することにもつながります。
講師はコーチ&カウンセラー
講師はカウンセリング(カウンセラー)、コーチング(プロコーチ)の専門性と実務経験を備えています。1on1ミーティングの要点は、ティーチング(教える、指導する)、カウンセリング(受容し共感する)、コーチング(目標達成を支援する)、を明確に切り分けて扱うことです。ここで最も大切で必要とされるスキルはカウンセリングです。本研修では、一般的に誰もが実用的に扱えるカウンセリング・マインドについてお伝えします。
カリキュラム例
研修時間、日数等:
1章を1時間~2時間で構成可能(下記プログラム参照)
1日~3日間でアレンジ可
1.1on1ミーティングの定義と目的 ~目標面談との違い~
・面談のタイプ、会議型とカフェ型の違い
・面談で扱う時間軸とテーマの焦点
2.1on1ミーティングを成功させる3要素 ~ヨコの関係・フィードバック・協力~
・上司部下の関係性、上司の立ち位置
・フィードバックを伴に与え合い、協力関係をつくる
3.上司に求められる感情のコントロール ~感情に振り回されず上手につき合う~
・感情の理論、怒りの感情のメカニズム
・言い方を工夫する
4.適切な受けとめ方 ~論理的側面(正しさ)の重視と情緒的側面(感情)への配慮~
・論理的とはどういうことか、聴くとき、伝えるとき
・原因アプローチ(原因追及)よりも目的アプローチ(解決志向)
5.聴き上手・観察上手を備えた共感的態度の持ち主となる
・共感的態度の持ち主は聴き上手と観察上手
・質問の種類(オープンクエスチョンとクローズドクエスチョン)
6.カウンセリング・マインドを持つ ~受容と共感、寛容、活力を与える勇気づけ~
・共感とは、相手の関心に関心をもつこと
・勇気づけの理論と技法
7.部下の自律性を高める上司の姿勢 ~過干渉・おせっかい上司とならないために~
・ニーズは何か、誰の課題か?
・上司に求められる日常的な姿勢や態度