MMOT~マネジメントの正念場(Managerial Moment Of Truth)
部下を持つマネージャーやチーム責任者に欠かせない真実のアプローチ
- 対象者
・経営幹部~事業部長クラス
・プレイングマネージャーなど現場の管理職など、部下を持つ責任者の方
・問題解決思考でのマネジメントに限界を感じている方
Before
従来の「問題解決」アプローチ
以下のような次から次に発生する問題・課題に対応していくが
1つ解決すると、他の問題が発生し、疲弊している
・社員は減るのに仕事は増える
・チームの生産性が上がらない
・社員が期待通りに育っていない
After
MMOTの「構造アプローチ」
構造アプローチにより、創り出したいビジョンを創造していきながら
問題や課題に対応していくことができるようになる
・社員を増やさなくても生産性、成果が上がってくる
・社員との指導育成が機能するようになる
・効果的な1on1や、チームのファシリテーションができる
特徴
誰でも理解できるシンプルな内容です
MMOTを学ぶために特別な知識は必要ありません。どなたでも学べる単純明快なメソッドです。「人と組織のパフォーマンスを上げたい」「失敗や成功から学んで成果を創造したい」などの意欲さえあれば十分です。
真実を追求していくメソッドです
職場において真実を追求し、伝え、成果を創造することを楽しみながら進められます。職場では、真実が言えない、心理的安全性がない、と嘆く人がたくさんいます。MMOTは、誰かを断罪したり侮辱したりすることはありません。仕事のパフォーマンスについて真実を安全に伝え合い、知恵と力を合わせて働くための方法です。仕事の現状について真実を語り合うことから本物の信頼が生まれます。
ギャップこそチャンスというスタンスです
MMOTは、期待する姿と実態がズレているときに活用します。もし職場でそのズレが生じた時、あなたはどうするでしょうか?「こんなことで部下と話をするのは面倒だ」と、見て見ぬふりをするでしょうか?または、部下と向き合い、現状をしっかりと確認しようとするでしょうか?前者の場合、やがてそのツケが回ってきます。一方で後者を選択しても、誤った対応をした場合、ズレが改善されない場合もあります。
期待と実態のズレは学習と成長のチャンス。MMOTは、ズレを正しく扱い、失敗や成功をチャンスにしていくことを可能にします。
MMOTの効果
研修時間、日数等:
●実施概要
・1日研修 (6時間) (ただし3.5時間×2回で実施も可能)
・1クラス 30人まで
●研修プログラム
第一章 現実を認識する
・上司と部下の双方が同じ現実を同時に見て理解する
・期待に対して実態がどうなっているのか
・期限通りに実行されているのか
・求めたクオリティに達しているのか
など、事実だけを述べる(それについてどう思うか、どう感じるかは述べない)
お互いがその事実に合意することを確かめる。
第二章 プロセスを分析する
・ どのように状況がそうなったのかを分析する
・部下がどんな思考プロセスを踏んだのかを理解する
・どんな想定や思い込みがあったのか、その想定や思い込みは正しかったのか
・どんな計画と実行が実際にあったのか
を追っていく。
何が起こったのかを理解することが大切であり、失敗の責任を追及しない。
第三章 行動計画を作成する
・行動計画を創り出す ステップ2の分析を使って行動計画をつくる
・上司と部下で行動計画考える
・部下が正しく計画を理解していて、自分の計画として実行可能であることを確かめる
上司の仕事は部下の問題を解決することではなく、部下が成果を上げることを見届けることである。
第四章 フィードバックシステムを構築する
・フィードバックシステムを作る
行動計画が実際に効果を上げるために、実行してみて何か想定外のことがあれば、調整したり上司が支援したりできるようなシステムをつくっておく。
●解説
・組織内のコミュニケーションを劇的に変化させ、全体的なパフォーマンスを向上させるマネジメント・コミュニケーション手法です。
・期待値と現実の乖離を学習機会としてとらえ、成長・発展に活用するアプローチです。
・このアプローチは誰でも学び、実践することができ、真実のフィードバックを共有することで、人材育成と組織の成長を促進することができます。
・1on1、チームミーティング、戦略提携などさまざまな場面で活用でき、組織内のコミュニケーション改善にも有効です。