株式会社NAAファシリティーズ 様

安全・品質管理部
執行役員

小檜山 龍雄 様

社員からの声を活かす!実務に直結する人材育成への変革を目指して。
「能力要件~教育体系構築をふまえ、必要な研修をすべてリニューアル」
~選ばれる空港に寄与するための人材開発~

Before

  • 研修の内容が実務に必要なものとかけ離れていて、アンケート評価も低かった
  • 毎年、同じ講師、同じような内容の研修をしていたが、どう変えたらいいか分からなかった
  • 人材育成の目指す方向や人材のあり方などが不明確なままだった
  • コンサル会社に依頼したが、納得いく教育体系や研修が作れなかった

After

  • 当社なりの能力要件と教育体系、研修コースを設定することができた
  • 社員の研修に対する印象が大きく変わり、役立つものがあると理解された
  • 現場の意見を吸い上げて作った研修なので、前向きに受講するようになった
  • 研修を発注する側も、自社の課題や研修で何をしたいのか、明確にする意識が高まった

導入前はどのような課題をお持ちでしたでしょうか?

Brewさんと取り組む前にやっていた階層別研修について、従業員アンケートをした結果「研修の内容が実務とかけ離れている」とか、「いつも同じような内容だ」、「研修の意味がわからない」というような声が上がってきました。

それと同時に、会社としても研修の目的や、人材育成のあり方がはっきりしていませんでした。  そこで人材育成について学び、研修会社のオープンセミナーを受講して、何ができるかを探していました。課題が明確ではなかったので、出来合いの研修をやっている研修会社より、「一緒に人材育成計画を作っていける」研修会社を探していました。社内で納得してもらうために、きちんと手順を踏んでくれて、一緒に企画から考えてくれる会社です。物事を変えるためには「変えていこう」という動機づけと、「これで行きましょう!」と自身も社内も納得できる材料が必要でした。そこで外部の視点から、我々に気づきを与えてもらうことが必要だと考えていました。

なぜBrewにご依頼いただけたのでしょうか

あるべき論を振り回さずに、能力要件の洗い出しや教育体系を創っていくプロセスを、一緒にやってくれそう、という点が大きかったです。

現場の意見までヒアリングして、さらに会社としての方針もより明確にしていく、納得性が高いプロセスの提示と経営層にもプレゼンして頂けたので安心して依頼できました。
大きかったのは、研修の前後まで一緒に考えてくれるところでしょうか。
Brewさんの前にお願いした会社は「こういう研修がある」と研修会社が選んだプログラムを勧めてきました。
Brewさんは当社なりの事情や業務の特徴を踏まえて一緒に研修を作っていこう、という姿勢がありました。
当社はメンテナンス会社なので現場で欠かせない専門的なスキルの教育はできても、人間関係形成や課題対応力など基礎的・汎用的スキルに詳しくなかったため、Brewさんの多彩なラインナップはとても助かりました。

Brewのご提供サービスの印象はいかがでしたでしょうか

教育体系を作り直すところは、実はスタートしてびっくりしました。検討委員会だけで教育内容を決めていくのではなく、現場の人も巻き込んだワーキンググループを開催し、現場に必要な学びとは何か?を一緒に考えていくプロセスがありました。つまりボトムアップによって、この研修は上から押し付けられたものではない、という意識が生まれました。

また、研修の企画もとても納得性が高かったと思います。私が知っている限りは、他の研修会社は出来合いのプログラムを売り込む姿勢が強く、研修当日までどんな講師が来るか分からない、内容もよく分からないままでした。研修会社のやり方ってそんなものなのか、と思っていたのです。

しかしBrewさんは、まず研修の目的や目標は何か?を明らかにしてから、講師を複数案提示してくださるのです。その中で講師やプログラムの特徴を示してくれて、面談して話が合いそうな講師を選んで、さらにプログラムも選んだ講師と相談のうえ組み立てていく、ここが一番良い点でした。 1つずつの研修も反応の大小はあれ、研修に対する社員のイメージがガラリと変わりました。「研修は役立たないもの」というイメージが「仕事に役立つ」に変わり、「話が分かりやすい講師ってこうなんだ」とか、「演習を通じて他の社員を見る目が変わった」などの変化がありました。特に印象深かったのが、ある講師の「自分が伝えたいことを喋ると伝わらない」「主役は聞き手」という強烈なメッセージです。受講者からも「こういう研修を待っていた!」という声がありました。

その後、御社の中でどのような変化が生まれましたでしょうか

社員の学びや研修に対するイメージが大きく変わったことです。そして受講者アンケートの評価が大きく改善しました。講師に対する見る目も変わったと思います。

また、我々研修を企画する側も意識が変わりました。研修を依頼するにあたって、自社のことをもっと理解しなければいけない。なんとなく現場に課題があって、例えばハラスメントというキーワードだけ取り上げて、研修を探しても上手くいかない。ハラスメントといっても、現場で何が起こっていて、問題が何か、まずどこから着手するのか、研修が終わってどうなって欲しいのか、ここは自社でも議論を深めておくべき課題だと認識しました。

本日は貴重なご意見を頂き、ありがとうございました。