中央官庁さま

メディア・記者会見対応研修

研修企画担当者さま

国家の活動として行っている様々な施策や対応を
国民の皆様により分かりやすく、かつ働く職員のためにも正しくお伝えしたい

Before

  • 今までも、省内で記者会見対応のトレーニングを行ってきた
  • 階層も上の世代だけで実施してきた
  • 省内で実施してきたので、本番に近い記者会見の
  • 雰囲気はあまり作れていなかった

After

  • 記者出身の講師が、本番さながらの記者会見場の雰囲気や環境を作って実施
  • 一般職員など、若いうちからメディア対応スキルを付け、 クライシスコミュニケーション力を向上させた
  • 受講生もメディア役を遂行することで、記者の立場を理解すること で、記者会見対応の流れやポイントを理解できた

お客様の課題と弊社のご支援全体像

今回ご紹介するお客様は、とある中央省庁さま。

弊社とは、ホームページからお問い合わせをいただき、手続きを経て弊社にご依頼いただきました。

お聞きした課題は、省庁が行っている各種施策や取り組みが、望ましい形や正しく国内外に伝わっていない、という点でした。また、若い階層の頃からこのメディア対応スキルを養成しておくことで、国家公務員としての役割の中で、この広報発表のスキルの重要性を認識させたい、ということでした。

また具体的な研修の内容では、今までも省内で同じような研修を実施してきたが、やはり本当のメディアの方(講師)が実施していないがゆえの課題がある、という認識をお持ちでした。

 そこで、まずは当社のこの専門分野のパートナー講師をご紹介し、ご面談いただきました。講師からは、メディアの価値観から行動特性、彼らが会社で負っている義務や使命などを説明させていただき、次にどういった研修が展開可能か、そんなお打ち合わせの場を作らせていただきました。

 具体的な研修カリキュラムを作成し、取り上げるメデイア対応の炎上ケースを決定し、当日の記者会見対応ワークのシーン設定や、問答集の作成などをしていきました。

研修中の様子

研修は、1日6時間半の設計で行いました。冒頭の1時間半は、メディア対応の基本を講義形式で学びます。メディア側の価値観や取材方針、過去のメディア対応の失敗事例など、さらに過去の記者会見の動画を見ながら学びました。

その後、報道向け記者会見発表のケーススタディの準備を行います。

ワークは、記者会見発表側と、報道・メディア関係者側に受講生がそれぞれ分かれて実施します。まずケーススタディを読み込んで、記者会見発表側は、報道発表資料を読み込み、想定問答集を用意します。

報道・メディア側では、新聞、テレビ、週刊誌などの各メディアの特性を踏まえて質問を多数用意します。

準備を経て、ワーク本番です!

記者会見対応側が、会見場に入場し、まずは冒頭の謝罪シーンから始まります。

つづいて、記者会見を行います。発生した事件の事実と経緯、調査結果などを報告します。

そのうえで、報道・メディア側(受講生が扮している)から、多数の質問を投げかけます。

ここで記者発表側が、しどろもどろになるシーンもありながらも、うまく返答していく=実践的な対応力が求められます。。

会見終了後は、メディア側の受講生から採点シートに基づき、フィードバックします。 担当講師からも、良かった点、課題点をフィードバックします。

研修後の事務局様のご感想

今回は、メディア対応を実際に各現場で担当されている方よりも若い方を研修担当者として実施いたしました。

実際に対応する実務はまだ先だとしても、この世代から意識をつけておくことが必要だと判断したからです。

実際にこの階層に研修を実施してみましたが、そのインパクトは大きかったと感じています。

まず

・メディア対応という役目が、自分たちもいずれ担うことになる、という自覚を生めた点

・メディア側を経験することで、意地悪をしているのではなく、双方の役割・使命でやっていると理解できた点

・また、緊張したり、返答にまごつくことがあっても、研修という「失敗しても良い場」を経験できた点

・単純に、メディア対応としてのトレーニングだけでなく、コミュニケーション面のトレーニングにもなった点

などの多数の研修成果がありました。

今後は、他の階層や担当部門にも本研修を導入していくことを検討したいと思っております。